自治会集会所の地鎮祭

 


昨日は梅雨の合間の晴天の中、待望の寒川町自治会の新集会所の地鎮祭が寒川緑地公園内で開催されました。

これまで地域の先輩方が望んでいたにもかかわらず、進んでこなかった自治会集会所の建て替えですが、私が当選した選挙には出馬せず、那覇市議会議員を退任なさった知念博さんが自治会長になり、急速に進展しました。

住民の寄付だけでは厳しいと、元の場所を定期借地でマンション事業者に貸し付け、自治総合センターのコミュニティ助成事業にも当選し、なんとか資金の目処もたちました。
https://www.jichi-sogo.jp/lottery/comunity

そして、建設場所も那覇市と交渉し、公園内に建てることができるようになりました。本当に行政対応のツボをご存知だからこそなのかと感心しきりです。

さて、自治会入会者が激減している那覇市(全世帯の15〜16%程度)ですが、このような団体施設ができることで、防災の観点も含め地域の交流と安全に寄与するものだと思います。

沖縄県内の自治会の調査資料

しかし、県内の自治会には様々な課題があります。

本来の地域の集まりという趣旨はあるものの、空港や基地の用地や不動産などの財産を所有しているために、寄留民(新住民)をなかなか受け入れない地域団体もあります。

戦後那覇市における住民自治組織の形成と展開 青木康容氏 参照

財産所有の団体と自治会は切り分けて、地域自治の主体となる活動をしていただくようにしなければならないと思います。

新型コロナウイルスにより活動が停滞する中で、人とのつながりがいかに重要であるかを再認識したのではないでしょうか。

自治会のあり方については議論が必要だと思いますので、令和3年7月11日の那覇市議会議員選挙の結果を見た上で、市議のみなさんと議論していけたらと思います。