協働とは?

昨日、「那覇市民と市職員が語る☆協働20年☆協働のNEXTステージを考える」と題した講座へ参加してきました。

市民、職員合わせて80人ほどが参加しており、市議会議員も私を含めて5人が会場におりました。

「あけもどろのまち那覇」から「協働のまち那覇」へと動きはじめ20年が過ぎ、当時の担当職員を招いての講演とグループワークとして4-5人で「あーだこーだ」と協働について話をいたしました。

私のグループ内でも

「縦割りでできないということを言わずに、庁舎内の協働をしっかりしてほしい」

「むしろ、外部の専門集団に様々依頼をするのであれば、多くは望まないので庁内調整をするだけでいい」

「アリバイ作りのワークショップはいらない」

「市民は結構本音を語っているのだが、受ける方の真剣味が足りない」

などという辛辣な意見も多く出ました。

これまでに議会質問でも市職員がどの程度地域活動をしているのか?と聞いたこともあります(議事録2018年2月定例会)

昨日の二次会交流会で市職員が地域活動をすると、そこで窓口となってしまうため、対人スキルが充分でないと責任感や業務と地域活動の板挟みで弱ってしまうという話もありました(それこそ、庁舎内調整だと思うんですけど)

私も個人的に協働をどこまで求めるのか(レベル、そしてどの範囲の人)ということはモヤモヤしています。

同僚議員と話をしていても、協働は市民の力を搾取しているだけだという意見もあります。

しかし、今後を考えると様々な行政支出が増大するだろうと言われています。人口減、老齢人口の増と生産労働人口の減などを勘案すると行政予算だけで物事が成り立つかは不透明です。那覇市も厳しくなると思います。

協働のあり方について、「これまで」「これから」をしっかりと予算面や人材面も含めて検証するいいタイミングではないかと感じました。

※あけもどろ 沖縄・奄美諸島に伝わる古代歌謡「おもろさうし」のなかで語られた言葉で、明け方のころ、朝日に染まりはじめた美しくも荘厳な様子を賛え表す言葉。また太陽のことをさす場合もある