福祉について part1(情緒障害児短期治療施設ってなんだろね)

年明け、ブラジルに行き、そして先輩のご厚意に甘えて社会福祉の勉強がてら就職をいたしまして、少し落ち着いてブログを書けるようになりました。

いろいろな方々から何やってんだ?とご質問いただいてますのと、また社会福祉法人にいるなら福祉ネタ書いてみろ!というご意見ございまして、今日から現状について書いてきます。

現在、いくつかの事業に首を突っ込んでます。

那覇市認可保育園の設置、情緒障害児短期治療施設(沖縄県の公募への応募)、就労支援のNPO(これから立ちあげ予定)、老人ホームなどの老人福祉施設。

ということで、福祉に伴う予算措置などの、これまでの商業だけではわからなかったことを、この一ヶ月でもりもりご指導いただいております。

さて、その中から少しずつ覚えたての知識を整理しながらブログに書き綴っていこうと思います。

初っ端は情緒障害児短期治療施設というものです。

情緒障害ってなんだろ?

Wikipediaより

情緒障害とは、「情緒の現れ方が偏っていたり、その現れ方が激しかったりする状態を、自分の意志ではコントロールできないことが継続し、学校生活や社会生活に支障となる状態」のこと。

もっと端的に言いますと、生活に支障をきたすほど感情を制御できないってことですね。

虐待を受けた子どもたち、そして軽度の知的障害を持っている子どもたちが結構そのような傾向があるようで、親御さんが手に負えなくて、もしくは育児放棄をして、児童自立支援施設や児童養護施設、里親さんに預ける前に、治療をしてから預けないとその施設や家庭の生活ができないと言う子どもたちが沢山いるそうです。

全国の各都道府県で設置を目指しているようですが、なかなか周囲の理解が得られないなど(パット見た目に特色があるわけではないのに、接した時に驚く!というのもあるようです)かなり設置が難しいようです。

今、沖縄県もその施設を設置に向けて動いております。

正直なところ私の感想では、運営(費用面、施設職員の人集め、施設建設設置など含めて)がなかなか厳しいんですよね。

私の支援をして頂いている精神科のドクターも沖縄こそ設置の必要があると前々からおっしゃってました。ひとり親(母子家庭)の多さ、DV(家庭内暴力)の率、低所得、家庭内で虐待を受けている子どもや問題を持ったお子さんがいても相談出来るところも限られており、実際にその受入の情況も非常に困っているということです。

他府県では陸続きなので、隣県に行ける。でも沖縄は海を挟んでいる、治療には家族のケア、協力も必要となる。だからこそ、ってことですね。

でも、我々でできることを提案してみようってことで、プロジェクトチームで一丸となって資料作りから数年前から調査・勉強会などがんばってやってます。

資金的に厳しくなったら街頭で募金箱もって立ってますので、どうぞご協力ください(笑)

待機児童だけでなく待機老人や、子どもの貧困って言葉も良く耳にするようになってきました。

社会福祉と一言でまとめられない現状…とても良い学びをいただいています。ここから実践に向けてがんばっていきたいです。

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