最近、新規の店舗についての話をしながら、そして商品についてのコンセプトを話ながら思うことがあります。
ウチの会社は伝統的って良く言われるのですが、実は思い切り変えまくってるんだなと。
もともと「ちんすこう」って円形や落雁の木型をつかって型どったものをギザギザにしたのって私の祖父がたまたま米軍さんから道具をもらって使ったのが始まりだったり。
2個一組で売り始めたり。
最近は一口サイズの商品出したり。
ちょっと前に流行って、今は定番になってる「塩」味の商品は私が大学生の頃(20年ほど前)に既に商標申請してたり(残念ながら通りませんでしたが)
いろいろと衝突はしますけど、こう見てみるとウチの社長もかなりスゴいと思いました。
他にも小さな変化は沢山ありますし。
私たちが当たり前と思っていることって他の人から見るとスゴいことだってのは昨日も触れましたが、こうやって話をまとめていると自分でも変化してるんだって気がつきます。
客観的に見れるので書くこと、まとめることって大事ですね。
さておき、伝統ってなんでしょう?と言われると前のことを引き継いでやっているってこと?
そうじゃ無いはずなんです。ずっと同じことしてたら他に真似されたり、他がもっといいこと、良い商品出したら終わっちゃうだろうし。
伝統とは革新の連続である・・・同業の中でも飛び抜けて長い業歴を持つ「虎屋」さんの黒川社長が何かの講演でおっしゃっていたことを記事を以前目にしたとき、すっきりしました。今、私の座右の銘でもあります。
長く続く時には変えなきゃいけないこと沢山あるし、苦渋の選択もあるかもしれない。
その時々「今」を大切にして最善を次の世代に渡すことが伝統なんだということを改めて感じています。
「今」の最善を尽くすために本当に自分たちは何をすべきか考えて行動する。
本当にできてるかな??こんな社会を子供達に引き継いで本当に良いのかなって考えてます。
私たちの世代だからできる、すべきこと沢山あるはずですよね。
会社や、地域に対してもっと真剣に取り組まなければならないと感じています。