那覇市議会2月定例議会の質問の様子です。
代表質問の内容から書いていきます。
今回は市長の施政方針からいくつか質問をいたしました。
①那覇市は市民の協働が大事だよ〜
と申しておりますが、私の住んでいるところの自治会や「小学校区まちづくり協議会※1」
ではなかなか職員の顔が見えません!
まずは、市民の自治会の参加率はどの程度か?まちづくり協働推進課の職員に聞いてみた所
なんと!
約17%!!!危機的な状況かと…
では、市役所の職員の参加率は?と聞いた所
平成21年の調査を行って、回答率2割、そして約40%の参加率ということでした。
ん??ひょっとして無回答の8割の中で入ってないからバツが悪いので…という人も無きにしもあらずか??
市民の皆様に対して協働というのであれば市役所職員が率先して取り組まなければならないと感じています、改めての調査を依頼いたしました。
②現市長は2丁目1番地ということで、経済政策を訴えております。
ということで、何が課題なのか?そこからがスタートではないかと思っております。
施政方針には「雇用を推進する」という文言がありました。
しかし、現在の県内の有効求人倍率は1を超えています。
(1人の求職者にいくつの求人があるか ざっくり言うと1を超えると、人手不足の状況)
私の周辺でも飲食・介護・保育・建設などなど、ひいては教員まで人手が足りないとの声があります。
なので、それはおかしいのではないか?ということからの質問をさせていただきました。
施策支援を行うために関係団体(商工会議所など)と連携を図るという返事をいただきました。
また、那覇市経済MAGAZINEで課題のお知らせと広報を行う。
協働プラザでの窓口相談、民間資金等の調達マッチング、そしてIT創造館、なは産業支援センターでの人財育成を行い、キャリア形成・キャリア教育にも繋いで行きたいと考えているようです。
まあ、いろいろやるとは言ってますが、私からは既存の企業やその職員に対してのサポートを手厚くして欲しいという要望をお伝えいたしました。
③那覇市には基金というものがあります(家計で言う、目的を定めた貯金です、例えば教育資金を貯めるとか旅行に行きたいのでお金を貯めるとか)
その中でも財政調整基金というものがあり、それはいずれ何か必要になるから貯めておこうという貯金のことです。
の”はじめに”という部分には以下書かれています。
本市の財政は、扶助費の急速な増大が見込まれているほか、学校校舎等の 改築、公共施設の建替えが今後も予定されるなど、財政需要は旺盛であり ます。
さらに、制度的な問題により、ここ数年で急激に悪化した国保累積赤字へ の対応も全力で取り組む必要があります。
一方で、歳入においては、市税収入の増が見込まれるものの交付税等の大 幅な増収は見込めず、歳出の増加に対応できない状況となっています。
このように、本市の財政状況は一段と厳しさを増していますが、将来にわ たって質の高い行政サービスを提供するために、限られた財源を有効かつ年 度間のバランスをとりながら活用していく必要があります。
という状況です。
「但し、これは財政規律を高めるために策定している」という返事をいただきました。
そのことを前提としても
やはり那覇市の財政は厳しいと言わざる得ません。
だからこそPFI(プライベート・ファイナンス・イニシアティブ)のように民間の資金を公共に活用することが必要ではないかと感じています。
この課題と絡めて新文化芸術発信拠点施設(市民会館)については次回にお伝えいたします。
代表質問の項目は3つ、また次でお伝えします。
※1小学校区まちづくり協議会とは小学校区を範囲として、地域で生活する人々が主体的に連携・協力し あいながら、その地域の課題解決に取り組んでいる地域コミュニティのことです。