若年妊娠の支援について

昨日は第二回の勉強会開催。

若年妊娠者の支援をしている「おきなわ子どもみらいネットワーク」の山内優子先生をお招きしての講話でした。
おきなわ子どもみらいネットワークウェブサイト

沖縄県の10代若年妊娠率は2.6パーセントと全国平均の2倍!
10代と言えばまだまだ子どもです。子どもが子どもを産む!ということです。
家庭環境が整わない中での妊娠、出産をして子どもを育てることもままならない人も多く、その後にひとり親となり、困窮してしまう貧困の連鎖に陥ることもしばしばあります。
山内先生が取り上げられた日本財団ジャーナル

※沖縄県の母子保健の主な統計から

そこで、妊娠中に生活ビジョンを良い方向に向けていけるように教育指導もしながら過ごせる滞在施設を運営しているのですが、なかなか資金の面でも苦労なさっているとのことでした。
その他にも女性への避妊リングの取り付けを支援する活動もなさっていますが、要望の方が多く、資金が枯渇してしまったとの話もありました。沖縄タイムス記事より

質疑の中で、参加者がそれぞれがなさっている事業を絡めて建設的な提案もなされるなど、短いながらも充実の内容で、私も物凄い学びとなった時間でした。

出生率が高いことは良いことだと取り沙汰される反面、そこには望まない出産もあります。前沖縄担当大臣の河野太郎衆議院議員がかつての新聞社へのインタビューでも取り上げておりましたが、将来設計をすること、その中には子どもを産むことによる資産の推移なども含まれ、性教育ももちろん関係します。私も貧困の連鎖を断ち切るためには必要な政策だと思いますので、急ぎどのように取り組めるか調査したいと思います。

私は格差があることはそれぞれの努力や運もあるので致し方ない部分もあると思っています。しかし、子どもたちが家庭環境で躊躇することなく、できる限り格差のないスタート、挑戦ができること、自身の道を自由に選ぶことのできる沖縄県を目指した取り組みをしていきたいと考えています。
ぜひともみなさまからもご意見いただければ幸いです。