沖縄には模合という制度がありまして、本土では無尽とか頼母子講なんて言われているものと似ているそうです。相互扶助ということで、毎月会員が金を出し合って当月で必要な人が頂く、ざっくり言うとそんな感じです。かなりの金額(100万単位というところも聞いたことがあります)が動くのですが、単に一月に一度集まって、ワイワイ飲む理由となっているところもあります。旅行の為に積立をすることもあります。
私も2010年にとある団体の役員をしたメンバーで集まって毎月積み立てをしておりました。
皆、忙しいだけになかなかタイミングが合わず、先日やっと「2年目でこの日に!」という旅行をしてまいりました。
行き先は「京都」「大阪」「神戸」
まずは「京都」何度も行ってますが、観光をゆっくりすることなど全く無くて、初めてと言っていいくらい観光してきました。
その中で、久々に観光客目線となる機会をいただきました。
町家をリノベーションした宿を手配していただき、お茶屋さんに行き、美味しいものを食べる、そしてベタな観光バスツアーに行き、文化や歴史について説明をしていただく。
地元の人にはあたりまえでも、外の人には当たり前でない。
沖縄も観光、京都も観光、でもその種類も質も全く違う。
地域の大切なモノを診てもらうということが観光であるということ。
楽しみながらも沖縄の大切なモノってなんだろう?ということを考えさせられ、移動。
「大阪」では一流ホテルに泊まろうということで、リッツ・カールトン大阪へ宿泊、でも和室(笑)
部屋に入り、説明を受けたのち、「クレド」( http://ritz-carlton.co.jp/profile/goldstandard/index.html 参照)見せてください!とホテルの方にせがみ、見せていただき、いままで話に聞いていたものを目にすることができたこと、クレドについてどのような取り組みなのか職員から直接聞くことができたこと、「実際に目にする・現場の話を聞く」ことができることも旅の楽しみですね。
最終日には阪神大震災で阪神高速が倒れたあたりにある酒蔵へ行き日本酒の説明を受けた際に、こちらも全壊して、立て直し、今年で20年、とても素敵な蔵と売店、食事処、庭も整備されていました。
そこには地域の人、関係者のご支援があり、そのため皆の気持ちを表すために社名も変更してしまったということを伺いました。
だからこそ素晴らしい場所になっているのだということも感じたことと昼酒で、いい気分。
そして専門学校時代にウロウロしていた天王寺・阿倍野・新世界付近へ移動。
福祉の最先端を行くと言われる西成地区の雰囲気(福祉マンションやらホテルやら)を横目で見ながら、串揚げ食べ、近隣を巡ると、あべのハルカスは建ってるは、ホームレスの方がカラオケしてた天王寺公園は小ぎれいになってるは時の流れを感じ、そりゃもうあれから15年、40歳だもんな…惑ってばかりだけど、なんておセンチになっておりました。
あ〜楽しかったということで、来月からまた積み立て模合の再会です。
でも一番大切なことは、一緒にバカやって楽しく旅ができる仲間がいることでした。
感謝ですね。