衆議院議員選挙について

週末のよしとよニュースレター、選挙の忙しさにかまけて2週間ほどおやすみしておりました。スミマセン(汗)

衆議院議員総選挙の真っ只中ということで、その選挙について。

選挙には公示と告示があります。そのうち公示が使われるのは「国会議員の総選挙」です。「衆議院議員の総選挙」と「参院議員の通常選挙」(3年ごとに半数を改選)があります。この2つの選挙は、国事行為として広く国民に対して公に示されることから、「公示」という言葉が使われます。同じ国会議員の選挙でも、「衆参両院議員の再選挙」や「補欠選挙」では「告示」を使いますので、ご注意ください。

そして「告示」は「都道府県知事とその議員」「政令指定都市の市長とその議員」「政令指定都市以外の市長と議員」「町村長とその議員」が対象です。

現在、第49回衆議院議員選挙が公示されています。(令和3年10月31日投開票)総選挙とは衆議院議員の全員を選ぶために行われる選挙のことです。小選挙区選挙と比例代表選挙が、同じ投票日に行われます。衆議院議員の定数は465人で、うち289人が小選挙区選出議員、176人が比例代表選出議員です。

《小選挙区とは》全国を289の選挙区に分けて、1選挙区から1人の候補者を選ぶ選挙のことで、得票数の最も多い候補者1人が当選人となります。沖縄県は4つの選挙区に分けられます。この那覇市は第1選挙区です(他に1町6村、久米島町、座間味村、渡嘉敷村、渡名喜村、粟国村、北大東村、南大東村)あります。小選挙区は単純に誰がその選挙区の中で1番票を獲得するかです。

《比例代表とは》全国を11の選挙区(ブロック)に分けて、その選挙区ごとに政党を選ぶ選挙のことで、政党の得票数に応じた数の名簿登載者が当選人となります。沖縄県は九州比例区に含まれます。議席数は『ドント方式』で得票に応じて割り振りがなされます。

《ドント方式とは》各政党の総得票数をそれぞれ1,2,3,4・・・と自然数で割っていき、得られた商(得票数)の大きい順に議席を配分する方式です。参議院・衆議院の比例代表選挙などに用いられています。右の表は定数10名を4政党で得票に応じて割り振りをしたときの表です。少し分かりづらいのですが、このように算出いたします。

栃木県選挙管理委員会HPより

《投票率の推移について》

回数別と年代別の表が総務省の特設ページにありました。写真はそのページから拝借しております。

https://www.soumu.go.jp/2021senkyo/about/

過去は70%台の投票率でありましたが、昨今では50%台となることも多く、最近では投票率の低迷が課題となっていますので、ぜひ、投票に足を運んでいただきたいと思います。

特に若年層の投票率が下がることは、いわゆるシルバーデモクラシーに通じると言われています。比較的年齢人口も少ない上に、投票率が低いとなれば、高齢者のための政策が充実します。それ自体は良いことですが、将来を担う子どもたち、若年者・子育て世代などに対しての政策を充実させるためにも、若い世代の投票率を上げるように周囲へのお声かけをいただければと思います。