シェアサイクル事業について

先週のよしとよニュースレターからのブログをアップし忘れてしまいましたので、今日はその内容から(汗)

沖縄県(特に那覇市周辺)は非常に交通渋滞が激しいということで、平日の混雑時旅行(移動)速度が全国ワースト(H24年資料)さらにH26年には悪化しています。加えて少し古い資料ですが、公共交通の利用率が3%ということで、非常にマイカーに頼っているということは皆様もご承知の通りだと思います。 

「沖繩の、いまさっきの話の中からもありますとおり、大きな問題になっておるのが交通の渋滞の問題でございます。そこに走るバス、タクシー、かようなるものは歩いたほうが早い」

 衆議院の沖縄及び北方問題に関する特別委員会で衆議院議員だった國場幸昌氏がそう指摘したのは、本土復帰の翌年の1973年3月のこと。バス・タクシーを使うよりも「歩いたほうが早い」とされた当時は、那覇空港から那覇市中心部に出るまでに車で1時間もかかると言われたほどだ。

HUB沖縄〝全国最悪〟那覇周辺の交通渋滞はなぜ起きる”より

ということで、沖縄県も那覇市もかなり渋滞対策には力を入れています。

その一つがシェアサイクル事業です。

「シェアサイクル」とは決められた専用駐輪場(ステーション)であれば、24時間いつでも、自転車を借りたり、返したりできるサービスです。

 本市では、那覇市交通基本計画に掲げる『誰もが移動しやすいまちをつくる』という基本目標のもと、多様な移動手段の利用環境向上・充実を図るため、「那覇市シェアサイクル事業」を実施します

那覇市のウェブサイトにもあるように市内18箇所に公的なシェアサイクルのポート(置き場)を作っています。もちろんそれ以外にも民間の場所に設置しているので、使う人も増えています。

しかし、利用者や時間の偏りがあるため利用したい時に、目的地付近のポートが埋まっているということもあり、残念ながら利用を断念することも頻繁にあります。 

実際に自宅近くから自転車に乗って県議会近くに来た時に周辺のポートが埋まっていたために、離れた場所に駐輪して遅刻しそうになったこともあります。

公的な施設や交通の便のよい場所、例えばモノレール駅周辺やバス路線の結節点となるバス停やバスターミナルにはさらに置き場を充実させることが利用者を増やすことに繋がると思われます。

また、首里地域には公的な置き場が全くないためにせっかくの首里城を中心とする周辺観光へ活かすことができていないのが現状となっています。

渋滞緩和や観光の周遊にも役立つと考えますので今後、シェアサイクル用の自転車とポートの増について働きかけていきたいと思います。