ほこみち

「ほこみち制度」とは「歩行者利便増進道路制度」のことです。

「道路空間を街の活性化に活用したい」「歩道にカフェやベンチを置いてゆっくり滞在できる空間にしたい」など、道路への新しいニーズが高まっていることから道路空間の構築を行いやすくするため、一昨年(令和2年)11月道路法等が改正され、新たに「歩行者利便増進道路」(通称:ほこみち)制度が創設されました。ということですが、ほこみち研究会というサイトにはもっと砕けた感じの説明がありました。

正式名称は「歩行者利便増進道路」。安心して歩ける。歩いているだけで楽しくなる。そんな歩行者のための居場所になる「みち」をつくっていこう、という願いを込めて創設されたのが、通称「ほこみち制度」です。

※ちなみに沖縄は車社会と言われておりますが、車一台あたりの道路の長さは2019年の道路統計年報によると7.5mと全国平均と比べると48%となっております。沖縄県の車が全部出てくると道路がほぼ埋まってしまうということになります。沖縄県のウェブサイトから引用

「ほこみち研究会」でわかりやすく制度について説明しています。

道路を「通行」以外の目的で柔軟に利用できるようにする制度のこと。この制度によって道路空間を活用する際に必要となる道路占用許可が柔軟に認められるようになります。
制度を利用すると、たとえば車道が4車線ある道路を2車線に減らして歩道や自転車通行帯を広げたとき、オープンカフェやベンチなどを置いて歩行者にとって便利で、にぎわいあふれる空間を創り出すことができます。

となっています。

写真はフランスに行ったときの写真です。カフェが路面で席を作ったり、蚤の市などがあったりと道路の活用した風景がとても素敵です。

これまでは道路をイベントなどでも利用するときにはかなりの規制がありましたので、とても革新的な制度だと思います。

「車の通行に便利」から「歩行者に優しい」、さらに周辺の店舗などが道路を活用して商売をする、地域に賑わいを創出するということも可能です。

しかし、まだこの制度はできて間もないということもあり、周知がまだ足りないと感じています。

国交省のウエブサイトには活用事例が載っていました。

今般、大阪市の御堂筋、神戸市の三宮中央通り及び姫路市大手前通りが、全国で 初めて「ほこみち」として、それぞれの道路管理者において指定されたとのことです。

姫路市の事例は新型コロナ対策の特例としての事例(新型コロナウイルス感染症の影響を受ける飲食店 等を支援するため、沿道飲食店等の路上利用の 占用許可基準を緩和する特例措置(R2.6~))からさらに一歩踏み込んだものになっています。

沖縄でも国際通りにあるポケットパーク(歩道であると区分されているので)の活用で賑わいができるものになればと思います。

この制度について2月定例議会の一般質問で議論していきたいと考えております。