開活眼(かいかつがん)

2013-05-25-14.20.54

「開活眼」物事の道理や本質を見る目を開くということだそうです。
信州大学剣道部の旗です。
ということで、実は私、中学1年から剣道をしております。

途中、6年ほどブランクがありますが、今年、大学の恩師が退官なさるということで、その記念稽古会に参加すべく再開しました。

稽古の時には6年前の感覚でやってしまうので身体がついて行かず、最近の稽古では散々な思いをしております。おかげで全身ガタガタです。

ということで先月末に久々に長野県の大学の体育館に行き稽古会に参加してまいりました。

学生時代の同学年の友人達、先輩や後輩、現在の大学生まで総勢120名余りが集まりました。すぐに学生時代の雰囲気に戻り(とはいっても皆様、薄くなったり、太くなったり、はたまた・・・)楽しい時間を過ごさせていただきました。

大学の剣道部では一人っ子でぬくぬくと親元で育った私が一人暮らしをして、いろいろなことを学びました。

稽古をするときの厳しさ、日常生活での先輩方との付き合い方、後輩への接し方など。そして躾についても。

その頃を含め、剣道は本当に私の基となっていると思います。単なるスポーツではなく武道、すなわち道として、日々の生活に関わっています。

共に汗をかき、釜のメシを食らった仲間は支えあって共に成長しなければならないと思います。一般的になんだか最近はそんな気風が薄れて来たような気がしますが...

私は社会人になってからも多くの友人、先輩、後輩に恵まれている、そんな良い人生を送っているような気がします。本当にありがたいことです。

まだまだ、人として本質や物事の道理を見極めることはできていないと思いますが、多くの人の考えや行動に触れていると少しは見えてくるかなと。

その触れ合いの中でいただいた恩はしっかりと返し、後進にも贈る。そんな人間になりたいものです。