那覇市立図書館が使いづらいってよ!

6月定例議会も終わり、すでに2ヶ月近くが経とうとしています・・・すみません、選挙だなんだと言い訳にしか過ぎませんが、久々の更新です。

【那覇市立図書館は使いづらい?】

朝のウオーキングの際に声をかけてくれる市民の方からご相談がありました。

県立図書館よりも市立図書館は使いづらい!なんとかしてほしい!

ということです。その声を受けて質問に臨みました。

那覇市の平日開館時間は朝9時30分から夜19時まで!(土日は17時、一部18時)週イチは閉館、さらに公休日は休みなので今年のゴールデンウィークは9連休!でした。

ということは会社勤めの人、そして子どもたちと休日に利用したい人はなかなか利用できないのではないか?

ちなみに県立図書館は9時から20時まで、火曜日休みです。

図書館は様々な人が利用する場所であり、一部からでも利用時間の改善ができないかと要望しました。

工夫として図書館を2グループに分けて月曜と金曜の休館をすることでどちらかは使えることになっている・・・だけど、近隣の図書館を使いたい市民としては不満です。

しかし、予算の都合上(よく言われます)人の採用都合上(これもよく言われます)厳しいとの返答・・・今後も諦めずに提案していきます。

また、今後の電子図書などの活用やこれからの図書館のありかたについてはいかが考えているのかを聞いてみました。

那覇市立図書館運営の基本的な考え方のビジョンには「市民への質の高い情報提供をめざして、時代を担う子どもの生きるチカラを育む」と、ぼやっとしていてまだまだ十分なビジョンとは感じられません。

菅谷明子さんの『未来をつくる図書館 – ニューヨークからの報告』(岩波書店、2003年)はとても参考になりました。全地域で平ぺったい感じで同一の図書館にするのではなく、これからの公立図書館はビジネスのサポートや地域の課題解決の支援なども必要となってくるはずですから、仕事(スタートアップ)に特化する、デザインに特化する、地域の伝統文化に特化するなど、尖った内容で市立図書館を展開することも可能です。そこに集まる方々を想像して、作り上げていくことが大事ではないかと思います。。

金太郎飴のように同じものではなく、市内各所でそれぞれの特性をもった図書館づくりについて考える必要があると考えます。

さらに市内未設置地域の整備予定でも、小禄北、那覇北・那覇新港周辺の2箇所はまだ設置の見込みはありませんでした!特に新都心地域などは人口も増えているにもかかわらず、サイオンスクエアの「牧志駅前ほしぞら公民館」が対応施設ということです。

そこで県外では小学校などの敷地内に公立図書館を設置したり、学校図書館が公立を兼ねるところもあり、住民が利用できるところもあります。(参考:図書館ごくらく日記))そうすれば、新しい土地や施設を作るのではなく、今の施設の強化をすることで、満足度も上がりますし、経費も多くはかかりません。学校が地域の学びの場となるよう施設活用について調査を進めていくことになりました。地域の方々との学校のつながりを作ることで、学校施設が核となり、地域をさらに結びつける役割を得るのではないかと思います。

あるものを活用する!あるものを強化する!今後も提案をしてまいります。