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那覇市議会自民党会派視察(ホノルル) その6

さて、ホノルル報告もいよいよ6回目。翌朝は空港へ移動なので実質の最終日です。ということで、今朝は早くからびっしりスケジュールが詰まっております。

まずはハワイ大学に併設されているイースト・ウエストセンターウィキペディア参照

アメリカのイースト・ウエスト・センターはアメリカ合衆国議会によって設立された教育研究機関 であり, アジア・太平洋地域の主要な人口研究機関のひとつです。ハワイ大学のキャンバス内にありますが、独立した研究機関です。

そこで、ハワイ大学に留学している学生さんにも同行していただき、この機関についてのレクをしていただきました。

教育、リサーチ、リーダー育成、太平洋にある諸島の研究など、本当に様々な研究プログラムがあり、多くの研究者を受け入れる施設。

短期のプログラムもあります。ぜひ多くの沖縄の人にも参加していただきたいとうことでした。

ここでは学生さんたちから留学の実情であったり、奨学金制度についてもお話を聞かせていただくこともできました。

静岡県は県職員が業務としての派遣をされているそうです。たしかに、休職して留学することもできますが、やはり収入的に厳しくなります。那覇とホノルルは姉妹都市でもありますので、職員の交換派遣制度もあったらいいね、という話にもなり、実際にこの2月議会の代表質問にてその話題を提案しました。

ランチの時間に合わせて、昨日もお世話になりましたがHTA(ハワイ州観光局)へ参りました。

そして、ここではHTAのトップとお会いすることもできました。

実は、この団体への訪問を実現できたのは木村恭子さんというマウイ島にお住まいの美しい女性社長さんのおかげです。

HTAの理事をなさっている方で、沖縄でも講演をなさっています。

昨年の12月に沖縄観光未来を考える会が開催した講演会でお会いさせていただいたご縁をたぐって直近の要請でしたが、快く受け入れをしていただきました。

本当にありがたく感謝です!

ここではハワイがクルーズ船誘客を行っていない理由や、沖縄でも課題となっている観光人材育成についてなどを伺うことができました。

82百万ドルをHTAがマーケティングに活用してよいとなっており、この82百万ドルというお金をどう使うか、理事会で戦略と方針を決めて、それに応じてHTA内での予算・計画がつくられ、それを理事会で承認を受けるという仕組みなど、本当に戦略的に観光に取り組んでいることが参考となりました。

何かあったときに重要なのはブランディング!100年かかって観光のメッカとなったハワイの凄さを感じるお話でした。

そして最後は在ホノルル日本総領事館へ行き、総領事館が日本人観光入域客に対してのフォロー体制を伺うなど、現状も外国人観光客が増える沖縄・日本に対してどのような環境整備をするべきかを考えさせれれました。

ということで、充実した3泊5日の旅、2月議会でも様々な提案をさせていただきましたが、この研修を無駄にすることなく提案して実行する。しっかりと取り組みをしてまいります。

那覇市議会自民党会派視察(ホノルル) その5

少し間が空いてしまいました。ホノルル視察その5です。

滞在二日目の午後は市議会へと向かいます。

ホノルル市の市議会議員は9人!(現在は何かの事情により欠員が1名ということでした)かなり少ないなと感じます。

昨今は日本でも議員定数の削減などが言われていますので、ひょっとしたら那覇市でもいずれは・・・

とは言え、実は市役所の職員数が那覇の3倍はおります。那覇2400人程度に対して8500人!!

どの職種がいるのかは確認できていませんが、とにかく数に驚きです。

ちなみに市議会議員は日本では地域のよろず相談を受ける窓口のイメージもあります(実際そのとおりですが)ので、そのような感じではなく、企業の取締役のような感じなのかもしれませんね。役所の職員がたくさんいるので、役割が違うのかもしれません。

議員からそれぞれの名刺をいただきましたが、市内に9つの選挙区があるようです。地域の代表という要素が強いと思います。

8人中の4人の議員が参加しての意見交換をさせていただきました。

我々が議員席に座り「聞く!」ではなく、先方からの質問がどんどんと出てきました。

食料自給率の話や、ゴミの問題、また住宅事情に関してなどハワイでの課題を沖縄はどのようになっているのか?ということでした。

それぞれ担当の委員会や得意としているジャンルのことをお答えしながらも沖縄県や那覇市でも課題となることですので、改めてしっかりと調査して解決に向けて動かないといけないと感じました。

那覇市議会自民党会派視察(ホノルル) その4

那覇市議会自民党会派視察その4です。

二日目の午前中はホノルル市役所へ行ってきましたが、お昼休みを挟んで、HTA(Hawaii Tourism Authority)へ行ってまいりました。

沖縄で言う「沖縄観光コンベンションビューロー OCBV」のようなものです。

ホノルル市役所からの移動は徒歩とbikiを使いました。

2017年の6月から運用開始されたレンタル自転車です。

クレジットカードを使っての精算をするスタイル。

市内のあちこちにポートがあり、そこで借りることができ、返却もできます。

30分で3ドル50セント(約400円)ですが、街なかを颯爽と風を切って動けるのでとても楽しいです。

那覇市でも最近はHELLO CYCLINGという沖縄ヤマハさんの主導するソフトバンク系の電動自転車のレンタル、また郵便局でもドコモ系のちゅらチャリなどが出てきていますが、二次交通を充実させる取り組みも官民で活発になってきています。

biki

さておき、HTAではデータを基にした観光戦略についてお話を伺いました。

どこの国の人が多い(日本人は160万人とダントツ!)から始まり、住民の観光に関する感情調査まで本当に多額の金額を使い、戦略と戦術を立てている。

その原資となるのはホテル税!14.962%の消費税+ホテル税を徴収しております。

そのうち10.25%はホテル税です。(うち1%は高架鉄軌道の設置にかかわる特別増税)

観光で来るお客様からもしっかりとインフラ整備や、次に来たくなるような良質なリピーター確保のために投資するための資金を確保しています。

沖縄でもホテル税、レンタカー税、入域税、などの議論がなされておりますが、現在「観光公害」という言葉も広がってきておりますので、その対応のためにも早急な判断が必要だと思います。

翌日には理事長(CEO)とのランチミーティングも予定されており、沖縄もハワイと同様に観光関連の課題があるので、そのことについて詳しくお話を聞くことになります。

このあと、ホノルル市庁舎へ移動し市議会議長含め議員の皆様との面談の時間をいただきました。

つづく

那覇市議会自民党会派視察(ホノルル)その3 ホノルル市役所

ホノルル市滞在2日目の報告です。

午前中は市役所への訪問。立派なホールです。こちらの方々は朝7時ころから勤務して早めに帰宅することも多いとのことで、我々も8時には市役所庁舎へ到着!


ホノルル市庁舎は毎年12月にはクリスマスライトアップされているようですが、1月も下旬になるとそんな雰囲気もありません。

ハワイも沖縄と同じように貧困世帯が多い、格差がかなりあるということで、その現状と対策について伺ってきました。

ホームレスネスという言葉があり、実は8000人あまりのホームレスがホノルル市だけではなくハワイ州全土存在するようです。過去に非常事態宣言が発令されています。2017年5月1日東洋経済オンライン

我々もこの視察中にバス停で寝ている、空き店舗の前で大きな荷物と一緒に座っているということで観光客に対して良い感情を持たれないということ、またガイドブックなどでも窃盗などの注意喚起がなされるなど大きな問題となっているようです。中間平均所得が日本円で800万円ということですが、その所得でもこの数日間でハワイの物価高を体験するとかなり厳しいと感じます。また年収が平均を下回る家庭もかなりあるようです。

さらにはミクロネシアからの移民やハワイアン(原住民という意味で)も多くのホームレスがいるということでした。

観光が好調とはいえ、光が強い分影も濃いということなのでしょう。

また、沖縄と同様に観光に関わる交通渋滞も非常に課題となっています。

ホテル税や消費税に対しても軌道交通(モノレールのようなもの)を整備するための課税が加わっているという話も伺いました。観光客、また地元を含め税をいただき新たな観光投資に使うという話であり、沖縄県でも話の出ているホテル税、入域税、レンタカー税ということも検討するべく参考となります。

しかし、この軌道交通は50億ドル(約5500億円)が80億ドルあまり(9000億円)への増額ということもありますので、計画の実行性、妥当性についても当初できちんと考えなければなりませんし、社会情勢(例えば労働人口の減少、観光の状況変化)によるリスク管理・分散も必要だと感じます。

ハワイではこの路線に沿った開発計画などもあるようですが、観光以外での産業の創造ということも人材の流出ということも合わせて課題にあるようです。

沖縄も観光産業を含む第三次産業(サービス業)がメインですが、それ以外にも第一次、第二次、また第六次産業化に向けての創造が叫ばれています。

教育そして、その先の受け皿の確保ということも同じような課題としていたのが印象的でした。

つづく

那覇市議会自民党会派視察(ホノルル) その2

最初に、ホノルル市と那覇市の関係、また視察先として選んだ理由について少しばかり書こうと思います。

那覇市は姉妹都市を5都市と結んでおります【那覇市:国際交流と姉妹・友好都市】

海外ではホノルル市(米国ハワイ州1961年)、サンビセンテ市(ブラジルサンパウロ州1978年)、福州市(中国福建省1981年)

国内では日南市(宮崎県1969年)、川崎市(神奈川県1996年)

最も古いのがホノルル市であります。

ホノルル市も28都市と姉妹都市を結んでいますが、那覇は広島県に次ぐ2番目という早い時期に締結をしており、5〜6万人いる沖縄県系人のこともありますので、とても重要視していただいているようです。

沖縄県の人口とハワイの人工も140万人ほど、また1つの島の一部に多くの人口が集まっているということ、観光業が基幹産業ということで、ベンチマークとして、課題や問題点そしてこれからのビジョンづくりのためにも一度は訪れて話をきいてみたいと考えておりました。

また各島々にも米軍基地があり、沖縄県も多くの(自国の軍ではないが)米軍基地を抱え県民の中でも様々な意見の違いがあるので、そのことについても県系や現地にいる日本人の方々からもお話を伺いたいということもありました。

残念ながら基地の視察については、現場の事情により叶いませんでした。

那覇市議会では近年は会派視察よりも委員会での視察がメインとなっていますが、様々な委員会に所属をしているメンバーが一堂に会する会派視察も視点が異なり良いのではと感じます。


日本国の世界最強パスポート

3泊5日ということで、本日は初日について。

那覇空港発17時25分発 関西空港経由 ホノルル着 現地時間朝10時着(乗り継ぎ合わせおおよそ12時間くらい)というスケジュールにて移動しました。

関西空港の出国は特に怪しいと声をかけられることもなく通過。

また米国の到着に関しては顔認証システムの発達により、非常にスムーズになってはいるものの、一日の航空機での観光客の入域が平均するとおよそ30,000人弱(うち私達が滞在した際に日本からは5000人/日 前後 ピーク時はさらにでしょうか?)ということでかなり並ぶ時間があったと感じます。

ちなみにトランプ政権のシャットダウンにより、空港や税関の職員も現在は無給状態ということでした。

まずはじめに沖縄県人会【ハワイ沖縄連合会】の皆様にお迎えいただき、沖縄移民の父、当山久三氏の墓へお参りに行ってまいりました。

当会派の久高会長が代表でお墓にレイを供え、皆で感謝の念をお伝えしました。(写真)

当初、サトウキビ畑での労働や製糖工場の仕事につく方々が1868年にハワイ移民(※1最初は無許可)して以来、日系人さらには沖縄県系人も1899年にハワイへ立ち、120周年を迎えようとしています。

現地ではハワイ沖縄センターという、沖縄県人会が所有運営するコンベンション施設(900人ほどが集まることができる)、さらにはその施設の維持管理のための費用を捻出するためにハワイ沖縄プラザ【琉球新報2018年9月4日】という商業施設が昨年落成しました。

沖縄プラザには那覇市からも100万円の寄付をいたしましたので【那覇市フェイスブックより】、そちらへも伺ってまいりました。(※2すみません 個人的に写真を取り忘れ、もちろん資料用の共有カメラにはあります)

那覇市民の税を一部活用したその運営についてや、現状の県系人の状況、さらには沖縄県からのハワイ大学への留学生などを含めた人材交流についてや民間の立場から感じるハワイの現状を伺うことができました。

ハワイ沖縄センターの様子

夜は役員のみなさまや、那覇市に出自をもつ40人もの方々が参加しての交流会もあり、県人会の皆様はこのつながりを活用して欲しい、沖縄文化の伝承を海外の地でも担っているという、あたたかく、ありがたい思いを感じた1日でありました。

那覇市議会自民党会派視察(ホノルル) その1

那覇市議会の議員は年に1度公費による視察があります。

最近は委員会※1の視察が多いのですが、今回は会派という括りでの視察となりました。

自民党会派7人+職員1人の合計8人、行き先はハワイのホノルル市です。

もちろん遊びではなく、行政視察ですので今回はホノルル市役所市議会そしてハワイ観光局やハワイ沖縄連合会在ホノルル日本国総領事館ハワイ大学および東西センターへの訪問を行ってきました。

明日からしばらく、各施設訪問の詳細をお伝えしていこうと思います。

(※1常任委員会として総務・厚生経済・教育福祉・建設、他にも議会運営、予算決算、必要に応じて特別委員会がありますが、この委員会とは常任委員会のこと)

国会議員からの圧力はあるのか?

2018年1月15日の沖縄タイムス紙 30面「国会議員が圧力」について】

宮崎代議士はこれまでに団体活動をきっかけとして15年近くのお付き合いをさせていただいています。10歳も離れた私にも真摯に丁寧に向かい、圧力をかけたり、頭ごなしにモノを言う方ではありません。

また国会議員に言われたからと言って、誘導されるほど地方議員や首長は物事を考えていないわけでもありません。

なので、その記事見出しの真意について沖縄タイムス社に電話で確認してみました。

この記事の「国会議員が圧力」の見出しは「県民の声からの抜粋」であり、「予算を否決することに全力を尽くすべきだ」の文言が客観的に「圧力」と感じる人もいるという見解だそうです。

私はその「圧力」を感じ、沖縄タイムス社に訴えた議員がいるのかを伺いました。

県民の声を届けるのがこの記事の趣旨であり、この記事とは直接関連しないので宮崎代議士から「圧力」を受けた議員がいるかは不明との事でした。

すでに私の支援者やSNSでも市町村議員が国会議員に言われると翻意してしまうものだと勘違いされている方もいることもあり、我々地方政治に関わるものの信頼にも関わると感じたので、その点についてもお話しさせていただきましたところ、市町村議員にも県議会議員や国会議員に対ししっかりと意見する議員がいることは共通の認識として持っていることは確認できました。

国会議員と県議会議員、市町村議員はそれぞれの立場を尊重します。

国会議員が圧力をかけて素直に応じるかと言うとむしろ反発をする人が多いと思います、特に今の沖縄では残念ながら自民党が国政選挙に弱いので、逆に、地域の方と直接繋がりのある地方議員に選挙の応援しないぞ!と圧力かけられるかもしれません(苦笑)

ちなみに私の周囲でも県民投票すべきと言う声もありますが、辺野古への移設はできることなら無い方が良いが、県知事選挙で県民の意思が示されたと考え、わざわざ県民投票までは不要と言うかたもいます。もちろん他の理由もあって投票を実行することを嫌がる人もいます。予算面もそうです(私はその点で反対しております)

また、自民党県議団も県議会で議論しているように、4択と言う声もあります。

そのような否定的な声が支援者の中で大きく自らの意見と合致するのであれば、その声を実現するために否決する方法はあるのかをも考える必要があります。

そこで、法的、政治的な勉強会を開催することもあります。

その中で各市町村議会において県知事に対して4択にしてほしい、またはやらないで欲しいと「意見書を出す」こともできましたが、一番効果的なのは「予算案を否決するべきだ」と言うことになろうかと考えられるわけです。

「〜べき」と言う言葉は受け取った各議員の感覚によりますが、それが「圧力」なのか?と言うといかがなものかと思います。

このように、いろいろな事案について、県民全ての意にそぐうことはないとは思いますが、様々な視点から見て、多種多様な意見を議会において伝えるのも我々の役割でもあります。その点はご理解いただければと思います。

那覇市議会12月定例会 一般質問終了

本日、12月議会の一般質問を終えました。今日は概要を掲載です。


今回は国際通りの現状、住居近隣の方々からの声をお伝えできたことがなによりでした。
1.国際通りは不法投棄される「ごみ問題」と違法に設置される「大型看板」について。
割れ窓理論で、違法なものがあるところは次第に荒れてくるので、どうにか道路を管理する県とのタイアップも考えてほしいと伝えました。



2.住居近くの方の「空き地管理について」
大牟田市、藍住町の事例をお伝えして、少子高齢社会でいずれは増える空き地についてを予見するべきであると。

3.風疹については昨日の風疹予防接種無料化の厚労省発表(日経新聞20181211)があったので、内容が少し変わってしまいましたが(これもビックリでした!)、一括交付金を用いての感染症予防を積極的に行うことを要望しました。

4.うちなーぐちについては英作文をやっていたように「琉歌」を活用して言葉の意味を調べることや文をつくることも大事ではないかと。私の選挙時の公約に「歌三線・琉舞などの芸能文化を教育に取り入れる」ことの提案があるのでそこに沿った質問です。

5.那覇市歌も那覇の情景を歌ったものです、那覇市の子どもたちが将来、歌を聞いて歌って那覇のことをふとした瞬間に思い出すこともあると思いますので、ぜひ義務教育中に歌う機会をつくるようにしていただきたいと要望しました。ちなみに1〜3番までは昭和初期につくられ、普及事業を合わせて昨年度150万円かけて4〜7番までが追加されました。

那覇市歌のページヘリンク

さて、今議会は重要な補正予算(県民投票など)もありますので、このあとも気が抜けません。

土曜保育について

本日の琉球新報に土曜日の保育について掲載されていました。

土曜は家庭で保育を 那覇市長ら呼び掛け

保育士不足が喫緊の課題となっている那覇市の城間幹子市長は28日、市役所であった定例記者会見で、土曜日や休日の家庭での保育に協力を呼び掛けた。城間市長は「保育士の働く環境を充実させて保育士不足を解消することで、待機児童減少や保育の質向上につながる」と話し、保護者に協力を求めた。市長は家庭保育への協力について、2015年度に各保育園に書面を配布して呼び掛けた。書面は今回も配布する。那覇市では保育定員が15年度から18年度で4016人増えた一方、保育士の採用が追い付かず、保育士不足に拍車が掛かっている。沖縄労働局那覇署管内の17年度の平均有効求人倍率は、全職種で1・28倍に対し、保育士は4・43倍と高い。

会見に同席した那覇市社会福祉法人立保育園長会の上原直会長は「(土曜の家庭保育で)保育士がゆとりを持って働くことができれば、保育の質向上につながる」と意義を語った。

法人立那覇市認定こども園長会の大城敏美会長は「(保護者が働く)企業の協力も必要。那覇市の市民が協力してみんなで子育てするんだという気運が大事だ」と企業にも協力を求めた。小規模保育所などでつくる那覇市地域型保育協議会の末広尚希会長は「職員のワークライフバランスを両立できるようにしたい」と話した。

市こどもみらい部の末吉正幸部長は「土曜日が仕事など不都合がある場合は保育園で預かることはできる。できる範囲で家庭で過ごしてほしい」と呼び掛け

以上2018年11月29日琉球新報Webサイトより

那覇市、保護者に「土曜は家庭保育を」 保育士負担減へ協力願

全国的に保育士不足が問題となる中、那覇市(城間幹子市長)は保育士の勤務環境改善のため、土曜日は子どもを保育園に登園させず、各家庭で保育することを求める市長名の協力願を市内の公立、認可保育園に通う7千人超の園児の保護者宛てに出した。これまで同様の依頼は各園が園長名で出してはいたが、市長名での依頼は初めて。急場をしのぐための対策と言え、保育士不足の問題が緊急事態になっていることが浮き彫りになった。(玉城江梨子)
市こどもみらい課は「保育士不足の背景には給料の割に勤務がきついことがあり、勤務環境改善が急務。土曜日も親が仕事や病気など必要な場合はもちろん預かるが、親が休みの場合は家庭での保育をお願いしたい」と理解を求める。
那覇市は全国の中でも待機児童が多いが、その原因の一つが保育士不足だ。市によると、保育士不足のため受け入れることができなかった子どもは昨年10月1日時点で64人に上った。
保育園は月~土曜日の6日間開園。ほとんどの保育園が延長保育も実施し、午前7時から遅い園は午後10時まで児童を見ている。
一方、保育士の勤務時間は週40時間と決められており、土曜日勤務した保育士は平日に休みを取ることになる。しかし保育園は子どもの人数によって配置する保育士の人数が決まっているため、人が少ないと休みが取りにくい状況がある。
以上 琉球新報のWebサイトから2018年11月
今回、市長が保育園の園長会の要請に応えたことは対処療法的ではあるが、まずは現状そして保育士不足に対して根本解決という流れの一環だと思います。
もちろん、土日関係なく働く保護者もいますので、土曜の保育が必要なときは遠慮なく子どもを預けることができますのでご心配なく。
しかし、現状の那覇市の施策では保育士は集まるのか?という疑問は払拭できません。
県内の現役保育士の取り合いではなく、潜在保育士、また県外から沖縄で保育士として働きたいという環境作りも大切になります。浦添市や石垣市では早急にその動きを見せています。
後手になっていることは否めません。
根本的な解決は幼い子どもの命を預かり、成長の初期に関わる保育士の待遇について那覇市自体でも処遇改善を行うなど、割に合わないという言葉がなくなるようにしなければいけないと思います。
さらに、法人が継続することはもちろんですが、労働分配率を向上させるなどの取り組みをすること。
官民一体となっての行動が必要とされています。
国の保育士確保についての補助メニューには様々なものがありますので活用を早急に行うべきです。
那覇市で活用できていないメニュー、例えば家賃補助などもありますが、市の一般財源からも使うということでこれまで躊躇されていました。
10月の選挙において市長が公約として掲げたこともあり、その実行について注視していきたいと思います。
※保育園の運動会の親子プログラムに参加させていただきました!

落選記念日です

  • 【第4回落選記念日】
    おはようございます。

まずは、みなさまへこの9月10月に行われました沖縄県知事選、那覇市長選でのご協力をいただきましたこと誠に感謝いたします。

私の応援候補が落選をしてしまったので、少し気落ちしていましたが月も変わりましたこと、さらには今後の市政運営に対して少しでも影響を持てるようにがんばろうと決意を新たにし、久々の投稿ですが「落選記念日」というタイトルです。

写真は39歳の「新垣よしとよ」です。

当時は今と違って黄色がイメージカラーだったんです(今はピンク)

2014年11月16日、沖縄県知事選挙、那覇市長選挙、沖縄県議会議員補欠選挙、那覇市議会議員補欠選挙の4つの選挙が同日投開票されました。
その際の那覇市議会議員補欠選挙に立候補し26924票をいただきましたが「落選」
翌年からその日を落選記念日としています。

そのまますんなり当選していたら人生こんなものかと思って、高を括っていたかもしれません。
落選したあとの2年半はいろいろな思いの入り混じる長くも短い2年半でした。
人のつながりの大事さや、ありがたさを感じる期間でした。

現在こうやってお仕事が出来るのもその経験があったから。
今日は改めてその日を思い出しながら、これまで出会った皆様に感謝してこれからの活動への原動力としたいと思います。

ありがとうございます。

今日から那覇市長が2期目としての新たな4年のスタートです。しっかりと市民の声を議会を通してお伝えしていきたいと思います。

どうぞ皆様からのご意見とお力添えをいただければ幸いです。