那覇市議会自民党会派視察(ホノルル) その5

少し間が空いてしまいました。ホノルル視察その5です。

滞在二日目の午後は市議会へと向かいます。

ホノルル市の市議会議員は9人!(現在は何かの事情により欠員が1名ということでした)かなり少ないなと感じます。

昨今は日本でも議員定数の削減などが言われていますので、ひょっとしたら那覇市でもいずれは・・・

とは言え、実は市役所の職員数が那覇の3倍はおります。那覇2400人程度に対して8500人!!

どの職種がいるのかは確認できていませんが、とにかく数に驚きです。

ちなみに市議会議員は日本では地域のよろず相談を受ける窓口のイメージもあります(実際そのとおりですが)ので、そのような感じではなく、企業の取締役のような感じなのかもしれませんね。役所の職員がたくさんいるので、役割が違うのかもしれません。

議員からそれぞれの名刺をいただきましたが、市内に9つの選挙区があるようです。地域の代表という要素が強いと思います。

8人中の4人の議員が参加しての意見交換をさせていただきました。

我々が議員席に座り「聞く!」ではなく、先方からの質問がどんどんと出てきました。

食料自給率の話や、ゴミの問題、また住宅事情に関してなどハワイでの課題を沖縄はどのようになっているのか?ということでした。

それぞれ担当の委員会や得意としているジャンルのことをお答えしながらも沖縄県や那覇市でも課題となることですので、改めてしっかりと調査して解決に向けて動かないといけないと感じました。

国会議員からの圧力はあるのか?

2018年1月15日の沖縄タイムス紙 30面「国会議員が圧力」について】

宮崎代議士はこれまでに団体活動をきっかけとして15年近くのお付き合いをさせていただいています。10歳も離れた私にも真摯に丁寧に向かい、圧力をかけたり、頭ごなしにモノを言う方ではありません。

また国会議員に言われたからと言って、誘導されるほど地方議員や首長は物事を考えていないわけでもありません。

なので、その記事見出しの真意について沖縄タイムス社に電話で確認してみました。

この記事の「国会議員が圧力」の見出しは「県民の声からの抜粋」であり、「予算を否決することに全力を尽くすべきだ」の文言が客観的に「圧力」と感じる人もいるという見解だそうです。

私はその「圧力」を感じ、沖縄タイムス社に訴えた議員がいるのかを伺いました。

県民の声を届けるのがこの記事の趣旨であり、この記事とは直接関連しないので宮崎代議士から「圧力」を受けた議員がいるかは不明との事でした。

すでに私の支援者やSNSでも市町村議員が国会議員に言われると翻意してしまうものだと勘違いされている方もいることもあり、我々地方政治に関わるものの信頼にも関わると感じたので、その点についてもお話しさせていただきましたところ、市町村議員にも県議会議員や国会議員に対ししっかりと意見する議員がいることは共通の認識として持っていることは確認できました。

国会議員と県議会議員、市町村議員はそれぞれの立場を尊重します。

国会議員が圧力をかけて素直に応じるかと言うとむしろ反発をする人が多いと思います、特に今の沖縄では残念ながら自民党が国政選挙に弱いので、逆に、地域の方と直接繋がりのある地方議員に選挙の応援しないぞ!と圧力かけられるかもしれません(苦笑)

ちなみに私の周囲でも県民投票すべきと言う声もありますが、辺野古への移設はできることなら無い方が良いが、県知事選挙で県民の意思が示されたと考え、わざわざ県民投票までは不要と言うかたもいます。もちろん他の理由もあって投票を実行することを嫌がる人もいます。予算面もそうです(私はその点で反対しております)

また、自民党県議団も県議会で議論しているように、4択と言う声もあります。

そのような否定的な声が支援者の中で大きく自らの意見と合致するのであれば、その声を実現するために否決する方法はあるのかをも考える必要があります。

そこで、法的、政治的な勉強会を開催することもあります。

その中で各市町村議会において県知事に対して4択にしてほしい、またはやらないで欲しいと「意見書を出す」こともできましたが、一番効果的なのは「予算案を否決するべきだ」と言うことになろうかと考えられるわけです。

「〜べき」と言う言葉は受け取った各議員の感覚によりますが、それが「圧力」なのか?と言うといかがなものかと思います。

このように、いろいろな事案について、県民全ての意にそぐうことはないとは思いますが、様々な視点から見て、多種多様な意見を議会において伝えるのも我々の役割でもあります。その点はご理解いただければと思います。

那覇市議会12月定例会 一般質問終了

本日、12月議会の一般質問を終えました。今日は概要を掲載です。


今回は国際通りの現状、住居近隣の方々からの声をお伝えできたことがなによりでした。
1.国際通りは不法投棄される「ごみ問題」と違法に設置される「大型看板」について。
割れ窓理論で、違法なものがあるところは次第に荒れてくるので、どうにか道路を管理する県とのタイアップも考えてほしいと伝えました。



2.住居近くの方の「空き地管理について」
大牟田市、藍住町の事例をお伝えして、少子高齢社会でいずれは増える空き地についてを予見するべきであると。

3.風疹については昨日の風疹予防接種無料化の厚労省発表(日経新聞20181211)があったので、内容が少し変わってしまいましたが(これもビックリでした!)、一括交付金を用いての感染症予防を積極的に行うことを要望しました。

4.うちなーぐちについては英作文をやっていたように「琉歌」を活用して言葉の意味を調べることや文をつくることも大事ではないかと。私の選挙時の公約に「歌三線・琉舞などの芸能文化を教育に取り入れる」ことの提案があるのでそこに沿った質問です。

5.那覇市歌も那覇の情景を歌ったものです、那覇市の子どもたちが将来、歌を聞いて歌って那覇のことをふとした瞬間に思い出すこともあると思いますので、ぜひ義務教育中に歌う機会をつくるようにしていただきたいと要望しました。ちなみに1〜3番までは昭和初期につくられ、普及事業を合わせて昨年度150万円かけて4〜7番までが追加されました。

那覇市歌のページヘリンク

さて、今議会は重要な補正予算(県民投票など)もありますので、このあとも気が抜けません。

土曜保育について

本日の琉球新報に土曜日の保育について掲載されていました。

土曜は家庭で保育を 那覇市長ら呼び掛け

保育士不足が喫緊の課題となっている那覇市の城間幹子市長は28日、市役所であった定例記者会見で、土曜日や休日の家庭での保育に協力を呼び掛けた。城間市長は「保育士の働く環境を充実させて保育士不足を解消することで、待機児童減少や保育の質向上につながる」と話し、保護者に協力を求めた。市長は家庭保育への協力について、2015年度に各保育園に書面を配布して呼び掛けた。書面は今回も配布する。那覇市では保育定員が15年度から18年度で4016人増えた一方、保育士の採用が追い付かず、保育士不足に拍車が掛かっている。沖縄労働局那覇署管内の17年度の平均有効求人倍率は、全職種で1・28倍に対し、保育士は4・43倍と高い。

会見に同席した那覇市社会福祉法人立保育園長会の上原直会長は「(土曜の家庭保育で)保育士がゆとりを持って働くことができれば、保育の質向上につながる」と意義を語った。

法人立那覇市認定こども園長会の大城敏美会長は「(保護者が働く)企業の協力も必要。那覇市の市民が協力してみんなで子育てするんだという気運が大事だ」と企業にも協力を求めた。小規模保育所などでつくる那覇市地域型保育協議会の末広尚希会長は「職員のワークライフバランスを両立できるようにしたい」と話した。

市こどもみらい部の末吉正幸部長は「土曜日が仕事など不都合がある場合は保育園で預かることはできる。できる範囲で家庭で過ごしてほしい」と呼び掛け

以上2018年11月29日琉球新報Webサイトより

那覇市、保護者に「土曜は家庭保育を」 保育士負担減へ協力願

全国的に保育士不足が問題となる中、那覇市(城間幹子市長)は保育士の勤務環境改善のため、土曜日は子どもを保育園に登園させず、各家庭で保育することを求める市長名の協力願を市内の公立、認可保育園に通う7千人超の園児の保護者宛てに出した。これまで同様の依頼は各園が園長名で出してはいたが、市長名での依頼は初めて。急場をしのぐための対策と言え、保育士不足の問題が緊急事態になっていることが浮き彫りになった。(玉城江梨子)
市こどもみらい課は「保育士不足の背景には給料の割に勤務がきついことがあり、勤務環境改善が急務。土曜日も親が仕事や病気など必要な場合はもちろん預かるが、親が休みの場合は家庭での保育をお願いしたい」と理解を求める。
那覇市は全国の中でも待機児童が多いが、その原因の一つが保育士不足だ。市によると、保育士不足のため受け入れることができなかった子どもは昨年10月1日時点で64人に上った。
保育園は月~土曜日の6日間開園。ほとんどの保育園が延長保育も実施し、午前7時から遅い園は午後10時まで児童を見ている。
一方、保育士の勤務時間は週40時間と決められており、土曜日勤務した保育士は平日に休みを取ることになる。しかし保育園は子どもの人数によって配置する保育士の人数が決まっているため、人が少ないと休みが取りにくい状況がある。
以上 琉球新報のWebサイトから2018年11月
今回、市長が保育園の園長会の要請に応えたことは対処療法的ではあるが、まずは現状そして保育士不足に対して根本解決という流れの一環だと思います。
もちろん、土日関係なく働く保護者もいますので、土曜の保育が必要なときは遠慮なく子どもを預けることができますのでご心配なく。
しかし、現状の那覇市の施策では保育士は集まるのか?という疑問は払拭できません。
県内の現役保育士の取り合いではなく、潜在保育士、また県外から沖縄で保育士として働きたいという環境作りも大切になります。浦添市や石垣市では早急にその動きを見せています。
後手になっていることは否めません。
根本的な解決は幼い子どもの命を預かり、成長の初期に関わる保育士の待遇について那覇市自体でも処遇改善を行うなど、割に合わないという言葉がなくなるようにしなければいけないと思います。
さらに、法人が継続することはもちろんですが、労働分配率を向上させるなどの取り組みをすること。
官民一体となっての行動が必要とされています。
国の保育士確保についての補助メニューには様々なものがありますので活用を早急に行うべきです。
那覇市で活用できていないメニュー、例えば家賃補助などもありますが、市の一般財源からも使うということでこれまで躊躇されていました。
10月の選挙において市長が公約として掲げたこともあり、その実行について注視していきたいと思います。
※保育園の運動会の親子プログラムに参加させていただきました!

世界のウチナーンチュ記念館設立に向けて!(備忘録)

【世界のウチナーンチュ記念館設立!に向けて】

昨日一緒に食事をした友人たちとの話の中で出た「ブラジル日本移民資料館」のウエブサイトを見てみました。
私は訪れたことはありませんが、友人の話では、言葉がわからなくても、ポイントが絞られていることがわかるとても良い施設だったということです。
 
今年はブラジル移民110周年、そして那覇市とサン・ビセンテ市の姉妹都市締結40周年ということで、双方の訪問団が互いに訪れるという事業がありました。
残念ながら私は行けませんでした(涙)
しかし、4年前の選挙に落選した際に「えぃ!」っと思い立ってブラジル訪問をした際にお世話になり、元気をいただいた恩返しをしたいと思っています。
 
サン・ビセンテ市には那覇幼稚園があり、歴代の市長の名を冠した教室があります。
(平良良松氏 西銘順治氏の教室)
向こうには守礼門を模したモニュメントもありますし「石敢當」もあります。

那覇祭りを毎年開催しています。
そして、何より沖縄・那覇に対しての気持ちがあります。
姉妹都市を締結したサン・ビセンテの伊波興祐氏のインタビューが掲載されている友人のブログです。
 
【ブログから以下抜粋 サン・ビセンテ伊波元市長の発言要約】
僕が市長になってやるべき事の一つ、
それは、僕はウチナーンチュの血を持つ
沖縄の子孫であるから、
この沖縄との姉妹都市締結は僕の役割だと思いました。
 
その当時、沖縄とブラジルを繋ぐ姉妹都市は無かったですし、
また、サンビセンテ市にも日本と絆を
結ぶような姉妹都市はありませんでした。
 
ブラジルでこれまで、10万人以下の人口規模の
町の長を務めた日系の人はいましたが、
10万人を超える規模の市の長を務める方はおらず、
私が初めての日系の市長となりました。
そこで、何か故郷とのパイプ作りが
出来ないかと考えたのです。
 
僕の故郷である名護や今帰仁ではなくて、
あえて那覇市へ姉妹都市提携をお願いしたのは、
那覇が沖縄の中心地であったから。
那覇を中心にその輪が沖縄全土に広がっていって
欲しかったから。
那覇市は沖縄で一番の都市でしょ?
 
ウチナーンチュとしての誇りを、
忘れずに持っていたかったんだね。
 
ちむぐくるだね。
 
以上… 私の隣に座っている白髪のおじいちゃんが伊波氏
 
ということですが、今の那覇市は全くそんな思いに応えるようなことはやっていません。

かつての交換職員事業も廃止されています(おかげで私が行けたのですが)

予算の都合だそうです…

サン・ビセンテからの訪問団を案内したのは福州園、福州市と繋がりがあると強調された感じがして悲しくなったということでした。
 
私が旅から戻った年に「サン・ビセンテ祭り」なるイベントを企画しました。
(ちなみに、当時の那覇市の担当部からは姉妹都市は5つあるので、公平性のために補助は出来ないと言われました、ちょっと寂しかったです)
けれども、様々な方々が手弁当で参加をしてくれました。
司会も、音響も、出演も何もかも。
今でも忘れることはありません。
とても楽しい時間でした。
 
しかし、この一回でその後続いていないのが悔やまれます。
昨日のこの話を機会に新たに姉妹都市5市の絆を強くするための方策を考えたいと思いました。
 

その一つとして、「世界のウチナーンチュ記念館」を沖縄県に設置したい!という話がでました。

 
その場所で、南米だけでなく全世界に羽ばたいているウチナーンチュや2世3世、そして今では4世までもがいますので、ぜひその足跡を知り、これから世界に羽ばたくウチナーンチュを育成したい!沖縄にも多くの県人会がありますが、そこが共に活用できる施設であればなおよし!
飲んでる席での話なので、詳細、資金面など全く考えてませんが、かつてウチナーンチュがどんな気持ちで、どんな状況で、そしてどんな手段で海外へ出ていったか、そして今どんな活躍をしているかを県内の子どもたちが学べる場となったらいいなと思います。
 
ぜひ県が企画して那覇でこの施設ができたらいいな!
この企画も取り入れてもらえるようにがんばろっと!
 
#沖縄県知事選挙2018
#サキマ淳
#那覇市長選挙2018
#オナガ政俊
 
※先日も7000人を超える社員を抱え、ブラジル全土で9つの工場を持つパン製造大手の県系1世の方がおなくなりになりました。与那嶺清照氏、ご冥福をお祈りします。

8月臨時議会 予算決算常任委員会にて

【残念なご報告】
昨日の那覇市議会予算決算常任委員会において新市民会館の建設費増額13億円が可決されました…

答弁の内容で、今後の増額も可能性としてはある。
一括交付金(国庫補助)で8割確保する予定でした。現在は4割に満たない金額となっていますが、8割に届けるのは難しい。

市債(長く使う施設なので市民に均等な負担を依頼するための借金)が80億円←もとの予定は25億からの増

何より5年前に建設費95億と予想が129億円(総額153億円、一銀線の工事まであわせると200億円を超える)となったことが市民に一切説明されず、市議会への説明で済んでいるということでおざなりにされたこと。

我々の立場からの質疑に対して共産党議員からは「議会説明されている、何のための間接民主主義だ?」とのヤジも飛ぶ…本当にそれでいいのか?と感じています。

我々も伝えたい、周りへも伝えている。
でも残念ながら市からの広報などは我々以上の伝達力がある。
だからこそきちんとやらねばならない!!

一括交付金の期限がある、会館が使えなくて困っている人がいる
そのことは理解してはいますが、今後の市立病院の移設など含め、那覇の予算はかなり厳しい…

那覇市は現在積立金が150億円ほど
借金は1300億円強(今回でまた増えます)

こんな使い方には理解納得できるはずはなく、最後の最後まで何とか粘りたい!
那覇市民の皆様の声をもっと大きくあげていただくことが、我々議員を行政を動かす力となります。

そして、またおおもととなる計画を立てるのは行政職員です。
その長としての市長が変わることでこのような税の使い方は変わります。

PFI、PPP、ECIなど公共の建設費を抑えることは可能です。
それをすればもっと市民のためにお金を使える。

10月21日には那覇市長選挙があります。
これまで市民のために何をしてきたか、市政として何をこれから成そうとしてるのか、ぜひ市民の皆様には興味を持っていただきたい。
そうお願いします!

一般質問その2 のうれんプラザ、ワンストップサービスについて

そろそろ、6月議会が目前になってきたので、慌てて2月議会の件アップします。

のうれんプラザ、昨年の10月末にオープンしました。

農連市場の老朽化と近隣の防災を合わせて農連市場地区防災街区整備事業によって「のうれんプラザ」を始めとして、学校や分譲住宅、市営住宅、保育園などの整備が行われています。

かつての農連市場の様子とは変わった様子に楽しんでいる方々もいらっしゃいます。

しかし利用者からは営業時間がまちまちで、シャッターが閉まっている店もあり、営業状況がわかりづらい。

店子の皆様からは期待していた人の入りが無いので売上が厳しいという意見が多く聞こえます。

周辺には県所有の土地があり、観光バスの乗降場が整備できれば人の流れは変わるのではないかと言う期待と、市内の乗降場周辺での交通トラブルの問題を少しでも緩和できるのではないかという意見があります。

このままでは、書き入れ時の夏場を目前に撤退する店舗も出てくる可能性があります。

事業者の魅力ある店舗づくりと合わせて行政もどんどんと動かないとムダな箱物になってしまう可能性オオアリです!

私は基本的には民間ができることは民間に、そして商工業に関しては規制緩和と民業支援を中心にして、極力は行政の直接的な関わりを無くすことが良いと考えています。

担当は2〜3年に一度は変わるので、長年の間専門的に仕事している人とは知識量も人的資源との繋がりも違います。

民間の意見をしっかりと取り入れながら大きな視点と素早い動きで関わっていけたらと思います。

 

そして、ワンストップサービスについても質問をさせていただきました。

今年の1月に義父が他界した際に妻が悲しむ間もなく慌ただしく申請手続きをしているのを見て、このような手続きがマイナンバーを利用すること、窓口でワンストップでできればと感じました。

実際に大分県の別府市では「おくやみコーナー」なるワンストップサービスを展開しています。

総合窓口の隣りにある受付での申請をすることで、関係部署での情報共有をする。

手帳の返却などを一手に行うなどで、それぞれの窓口で職員を呼び出す必要もなく、毎回名前を申請書に記入する必要もありません。

このように市民の負担を減らすことは、いずれ職員負担の軽減にも繋がります。

全庁をあげてこのような行政改革の先進事例を作ることが那覇市の存在感を強めていくことに繋がると思います。

例えば、地域清掃をする際に、ゴミ袋をもらう課と収集を依頼する課が違います…なんだそりゃですよ。

一箇所でできれば楽なのに!

なんてことがあれば、どしどしご意見下さい。

一般質問 その1 市長は東京で何をしてるのだろう?

※写真は文章とは全く関係ございません。

松山にある友人宅の近所で飼い山羊がおりました…別の山羊もいるようで、子どもに聞いたら、まだ食べてないとのことでした(笑)

さて、ここから本文

先月は代表質問について投稿しましたが、月末〜月初のバタバタで遅くなりましたが、今回からは一般質問についてです。

各市町村長は自治体の事業に関しての関連省庁(例えば商店街だったら経済産業省や中小企業庁)へ行って担当の意見交換や要望をお伝えして我がまちの理想の実現に向けて動いています。

「現市長はその活動が足りないのではないか?という声が聞こえます」

と12月定例会で指摘をしたところ、要請活動をなさったようです。

早速の対応にありがたいと思う反面、我々が指摘しなくてもすべきであるという思いもあります。

150億をかける新文化芸術発信拠点施設の予算では、一括交付金が少なくなったからということで市債(市の借金)が増え、市が独自で使える予算(例えば福祉や教育、公園の整備)からの負担も増える見込みです(参照Blog)

しっかりとした予算確保も首長の役割であります。

実際に沖縄市では170億の規模と言われる1万人規模のアリーナ建設にかけては現市長が何度も足を運び、担当との交渉を行っているとの話も聞いております。

そのアリーナの建設と同じように新文化芸術発信拠点施設の建設が地域益となると言うのであれば、それはきっちりとせねばいけないことです。

今回のスケジュールでの要請の反応は早くとも補正予算、普通なら来年度の予算にしか反映されません。

市長には会社の代表と同じく、資金の確保についての重要さを知り、必死さをもって臨んでいただきたいものです!

那覇市議会2月定例会 代表質問その3

雨ですね…

先日は西表で震度5弱の地震、各地で竜巻注意報など災害はいつ起こるかわかりません。そんな時には家族、近所などの連携が大切です。

万が一の際には逃げ場を決めておく、何があってもさっさと逃げるなど家族や地域での共有をしておくことが大切です。

さて、12月議会で質問した那覇市立城西小学校の体育館がいよいよ完成しました。

遺跡の発掘や周辺の安全確保で長引きました。

デザインはモダンな感じですが、使い勝手についてはすでに様々な意見が出ております。

学校施設はデザインよりも使う児童生徒や先生方の意見をもっと取り入れたほうがよいと思います。

今後の学校施設の建設では考えていただきたいものです。

さて、代表質問で上げた5番目から

⑤自衛隊と那覇軍港(正式には那覇港湾施設)についての見解です。

施政方針に「安全保障を米国に委ねる我が国において、日米安全保障体制の維持に伴う負担は、国民すべてが等しく負わなければなりません。」と記載されていました。

それではこの那覇にも基地をもち、現在も様々な国の思惑に対応している自衛隊について失礼ではないか?ということで自衛隊についての見解、そして現市長は自衛隊は容認の立場であり、救助活動含めた自衛隊活動には尊敬の念をいただいているということをお答えいただきました。

軍港移設については協議中ということでしたが、すでに返還についての話が出てから40年以上が経ち、移設先が決まらないと返還はない。であるならば、知事と浦添市長との3者会合を積み重ねていただきたい、この那覇市内の狭隘性という欠点に対して可能性を秘めている場所だから。

ひょっとしたら将来的に奥武山公園でのスポーツコンベンション含むMICE事業も可能性としては無きにしもあらず。ただし、決まってから15年はかかるので、早急に意思決定と実行に向けて動かねばならないということで質問をしました。

本気で動けば事態はもっと変わっていくのにと、じれったい思いをするような答弁で、ありましたことは残念でした。あと何年、この状態が続くのか…

 

⑥中心市街地の活性について、どのような合意形成がなされているのかを聞きました。

いろいろな事業が同時期に予定され非常に中心市街地でお住いの人、事業をしている人たちは心配をしています。

本当にちゃんと話し合いができているのかが気がかりです。

意見交換ではなく、確定事項の説明通達になっているという意見も聞きますので、今後の那覇市の方向性、ビジョン、事業についての説明と意見の徴収がもっと必要ではないかと感じています。

こちらの答弁はなんだか軽い感じでいなされた気がしております。

市の担当部署ができないのであれば、我々がしっかり地域住民や関係者との話を積み重ねて、担当部署へ伝えていくことも大切であると感じます。

地域の声を届けるという議会人としての役割を担っておりますので、皆様に納得していただけるような動きをしていきます。

次の登校からは一般質問へと移ってきます。

那覇市議会2月定例会 代表質問その2

議会中にも様々な方が会派室にお越しになります。

講演会のご案内にお越しになった知人とパチリ!

「海底資源と沖縄の未来」というタイトルでの講演

周りを海に囲まれる沖縄のアチコチに資源があると思うとゾクゾク・ワクワクしますね。

2018年3月16日(金)16時〜

パレット市民劇場にて事前予約制

 

さて、代表質問その2です。

私どもが問題としている「新文化芸術発信拠点施設」について

この議会前に3つの団体から陳情(市への要望)が上がってます。

①市民会館がなくて困ってるから早く建てて!(とはいっても場所は決まってない)

②市民に対してちゃんと説明されていないから、もう一度検討し直し含めて考えて説明して!

③同時にいろんな事業が重なるから渋滞など困るから場所の選定含めもう一度考えて!

そして、新たに

④交通の便がいいからこっちに早く建てて!

という陳情まで上がり、混迷の一途を辿っています。

この事業に対して、

平成22年までは1000席の50億円程度

の事業という認識でした。

そのための積立も始まりました。

しかし、平成24年に沖縄振興特別推進交付金、いわゆる一括交付金がスタート

そこで、「ひょっとしたらこれ、市民会館に使える!」ということでスケール&グレードアップ

平成27年には95億円

(建物のみ1600席+800席)という金額が打ち出されました。

その後、周辺の道路整備までしないとね!ということで

平成28年には128億、平成29年度(現在)144億

となっております。

内訳は広報なは市民の友、12月定例会の自民党会派の代表質問に対して → 平成30年度〜32年度実施計画(担当課による3年計画をとりまとめて査定して10月に策定)

99億が一括交付金 → 44億

24億が地方債(特別な用途の借金) → 60億

4.9億が一般財源(市が独自で使えるおカネ) → 24億

となりました。

この議会では市民の皆様にもわかりやすく、住宅ローンのような金額でご説明をさせていただきました。

母:あなたの家は古くなって地震があったら壊れそうだね。土地があるから、新しくおうち作りなさい、知り合いの設計士さんに聞いたら1300万で建てられるみたいだから、お父さんが1000万出すって言ってるさ、自分で50万くらいは頭金で出せるでしょ?そしたら250万は銀行が貸すから大丈夫よね?

子:うん!それだったら大丈夫!

そして1年後…

母:おうちの件進んでるね?

子:うん!もう設計士さんとも詳しい話をしてやがて図面も仕上がるよ。

母:あい…実はお父さんあてにしてたおカネが入らなくて、1000万出すっていったけど450万しか出せんさ、銀行の人が600万くらいに借り入れは増やせるって言ってるから、250万は自分で準備できんね?

子:は?僕の借金は600万に増えるってこと?頭金は今はなんとか払えるけど…オリンピック景気で、建設費が80万いやもっと増えるかもっていうし、じいちゃん、ばあちゃんの介護の費用や、子どもの保育園のお金とかから使わないといけないかも…収入は増えるかわからんから…

という人から家を作ったほうがいいかどうか相談を受けた時に、市長はどのようにお答えになりますか?

と、質問したところ、企画財務部長から、必要なものはいろんな方策を立てて建てる!万策尽きたら見送るのも選択肢の一つである、と返事をいただきました。

さて、那覇市民の皆様はいかがでしょう?

公園の遊具の補修は?これまでの公共施設の整備は?と担当課に依頼にいくと

「予算が・・・」

と言われます。

そんな状況の那覇市に建設費用の自費負担が増える、そして運営費の負担がこれまでの倍以上…

気になりませんか?

ということで、本日はとても大きな問題なので、一項目だけとなりましたが、のこりの2つ、自衛隊と軍港についての市長見解と中心市街地の住民、商店街のみなさまとの合意形成については、その3にて。

よろしくお願いします。