アーバンスポーツを盛り上げよう!

アーバンスポーツをご存知でしょうか? 

アーバンスポーツ(英: urban sports)とは、BMX、スケートボード、パルクール、インラインスケート、ブレイクダンス、ボルダリング、バスケの3×3といった、都市型スポーツを言います。広いスタジアムなどの大きな施設を必要とせず、街中の小さな場所で、一人または少人数でできるなどの特徴があります。

特にスケートボードなどは東京オリンピック2020でも日本人選手が金メダルを取ったこともあり、スポーツとしての立ち位置を確立したと言われています。他のアーバンスポーツの競技も音楽やファッションとの親和性も高く、おしゃれなスポーツとして若い競技者も増えています。

【3分解説】アーバンスポーツとは?その意味をわかりやすく解説!スポーツを通して社会貢献活動を応援するメディアSports for Socialから

東京2020での衝撃的な金メダルから1年、西矢椛が抱くアメリカンドリームOlympics.comから

スケートボード 堀米雄斗選手インタビュー「パリの目標は金メダル」NHKsports

 

また、競技中に挑戦をして技が決まれば周りが盛り上がるのは当然のことですが、失敗しても一緒に競技をしているメンバーや観客からもフォローの声がかかるなど会場の一体感がすごいものになります。

昨年末も南風原の那覇空港自動車道の高架下にあるスケートボードパークで橋コン(コンテスト)というイベントが2日間に渡って開催されました。初日は初心者などへの体験をプロスケーターが一緒にやってくれるなど、裾野を広げる活動がなされていました。会場ではDJやミュージシャンによる音楽イ ベントも併せて行われ、参加するハードルを下げるような雰囲気でした。フードトラックも出店することで周りで飲食ができるなど、家族づれも楽しめるイベントでした。2日目はコンテストが行われましたが、その中にもゲームを取り入れるなど周りを巻き込んでとても楽しい雰囲気でした。

文科省管轄のスポーツ庁でも審議会が開催されたり、スポーツツーリズムの研究会なども会議を重ねています。

そして、沖縄県内でも沖縄市や宜野湾市、北谷町、名護市なども興味を持っていて、今後スケボーパークの設置を考えているようです。

宜野湾の「市民広場」にスケボー場 保護者の要望を受け 整備費3280万円沖縄タイムス2022年6月7日 ※すでに完成

宜野湾市民広場にスケボーパークがオープン 30 MAR 2023 | Toshiyuki Nakamoto Marine Corps Installations Pacific 在日米海兵隊公式サイト

しかし、それぞれの施設が初心者だけを対象にしたものであれば、県内の競技者のレベルを向上させることは難しくなるので、相互の連携をする必要があると思います。例えば沖縄県のスポーツ振興課の中で取りまとめをする役割を担って、今後の選手の技術力を上げるビジョンを持って取り組みを行うことが大事ではないでしょうか。新潟県では県内で19箇所あるようです

これまでは沖縄は資質もある選手も多く、スケートのレベルも高かったようですが、残念ながら今は施設整備が先行している地域に技術で差をつけられてきているとの話も聞いています。環境整備の重要さを感じます。

ちなみに那覇市でも中心市街地において、ファッション・音楽・食と合わせての場所を作ることができれば中心市街地への人の流れを作ることができるのではないかと思います。(現在ある新都心のスケボーパークは騒音の問題などもあるようで、調整事項なども多いかと思いますが)

私も任意団体の沖縄県アーバンスポーツ協会の顧問議員として取り組んでまいりますので、皆様からもお力添えをよろしくお願いします。